昭和初期の陸軍病院の写真/三浦環

昨日神田の市場で、くまきちが1冊の古いアルバムを落札してきました。
時代は昭和10年代だと思われます、戦時中の陸軍病院のアルバムです。
そしてその中になんと、慰問に訪れていた三浦環の写真も
入っているというのです!! (´;∀;`)感動!!
(以前ブログでも詳しく取り上げましたが(2007.2.2.参照)
 三浦環(1884〜1946)は日本人として始めて
 国際的に活躍したソプラノ歌手です。
 日本を舞台にしたプッチーニの歌劇「蝶々夫人」のヒロイン役を武器に、
 欧米で約20年間に渡り
 輝かしいプリマドンナとしての栄光を築きました。)

その三浦さんの生写真です、感動です!。+゚(゚´−`゚)゚+。
4枚入っていたうちの2枚をご紹介いたします。


2番目の写真の一番左に「独唱 主催者 三浦環女史」と
書かれているのですが、
くまきちは市場でこのアルバムを何の気なしにめくっていた所
この文字が目に飛び込んできて
「買わねば!(`ω´)9 (にゃん子が喜ぶ!)」
と思ってくれたのだそうです。
ちなみに先月私がブログに取り上げるまで、
くまきちは三浦環という名前を知りませんでした。
私が伝記を買ってブログに取り上げなければ
くまきちが三浦さんの名前に気が付くこともなく、
このアルバムがくまねこ堂にやってくることもなかったでしょう。
めぐり合わせすら感じてしまいます。
大事にします、にゃん子の宝物です!(;▽;)ノ


こちらが病院の正面玄関のようなのですが、
一体どこの陸軍病院なのかしら・・・・。
絶対無理だとは思いますが
でももし万が一お心当たりのある方がいらっしゃったら、
ぜひご一報をいただきたいです!




戦時中を彷彿とさせる写真もありました。


ところで、アルバムの中の大多数は入院している患者さん(兵士)の写真です。
片足が無い人や顔中を包帯でぐるぐる巻きにしている人など
痛々しい写真もあったのですが、
でもほとんどの皆さんが落ち着いた穏やかな笑顔を浮かべているので
正直にゃん子は意外に思いました。
「戦時中の兵隊さんだから
 もっと沈鬱な表情を浮かべているのかと思ったんだけど・・・
 意外と皆さん明るい表情をしておられるんだね」

「それは多分・・・・
 病院にいる限り戦いに行かなくていいからなんだよ。
 病院にいれば安全なわけ。だからみんな明るい表情をしているんだよ。
 でも怪我が治れば、また戦地に送り出されてしまうんだけどね・・・・」

「・・・・・・・・・・。」
悲しいです、切ないです。


人気ブログランキング(本・読書部門)は現在9位です、
皆様どうもありがとうございます!
こちらが投票になります!→ 【人気ブログランキング!(^◇^)9】