葛飾区(東京都)で出張買取でした。
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今日は59個梱包&発送(昨日休んだので2日分です、(~Д~;)ゼエゼエ )。
その後は家でゆっくり読書にいそしむことができました。
「日本探偵小説全集 蝶々殺人事件 他一編」
横溝正史/春陽堂/昭和28年発行
文庫でも読めるんだけど。この当時の版で読めるのがまた古本屋らしくてというか
古い雰囲気に浸れて良いではありませんか(*´∀`*)♪
歌劇「蝶々夫人」上演に際して起こった殺人事件のお話。
ところで文中ですごく気になったのが、
アルト歌手が「椿姫」のアルフレードを男装して上演したというくだり!
「ええっ!?Σ(゜Д゜;;)」と思わずビックリしてしまいました(汗)
戦時中にはイタリアでも、テノールがほとんど応召してしまったので
アルフレードをアルトに歌わせて「椿姫」を上演したことがあると
この中には書いてあるんだけど、本当にあった話なのかなあ??
それからこちらの本、すごく面白かったです!!
- 作者: 川村花菱
- 出版社/メーカー: 青蛙房
- 発売日: 2006/09/01
- メディア: 単行本
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市場でくまきちが「これにゃん子さん好きそうだあ(−ω−)♪」と
仕入れてきてくれました。
著者の川村花菱(かわむらかりょう/1884〜1954)は劇作家で
島村抱月の芸術座に参加し実務に携わっており、
つまり抱月や松井須磨子と身近にかかわっていた人物が書いた本なので
彼らの恋愛関係や芝居に対する熱情、そして劇団内で発生したゴタゴタなど、
実に生き生きにというか生々しくというか、鮮やかに伝わってきます。
ところで以前お店に入ってきてブログでもご紹介したこの松井須磨子の絵葉書、
右の男優さんは誰なのかなあと思っていたのですが、
この本に同じ写真が載っていたので判明いたしました!
ネフリュードフ役を演じた横川唯治という人で、
この写真の公演は大正3年9月・東京座に於いてのものだそうです。
今日は葛飾区(東京都)で出張買取でした、どうもありがとうございました!
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