絶望に効くクスリ(1)


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先日、とある出張買取でこちらのマンガが入ってきました。

絶望に効くクスリ―ONE ON ONE (Vol.1) (YOUNG SUNDAY COMICS SPECIAL)

絶望に効くクスリ―ONE ON ONE (Vol.1) (YOUNG SUNDAY COMICS SPECIAL)

絶望に効くクスリ 1―ONE ON ONE (1)」山田玲司小学館


対談漫画?
絶望に効くクスリ」っていうタイトルも何だか随分インパクトあるけど、
一体どんなマンガなのかしら・・と思ってページをめくってみたら、
かなり面白かったです Σ(゜Д゜;)
様々な分野で様々な生き方をしている人達の語る言葉に
衝撃を受けたり、心打たれたり、深く考えさせられたり、
色々なことを気が付かせてくれるインタビューがてんこ盛りで、
非常に読み応えがあるのです。
1巻から8巻までまとめてお店に入ってきたので、
くまきちと一緒に色々と感想を話しながら興味深く読み進んでおります。
とても良い本だと思うのでぜひ少しずつご紹介していきたいのですが、
1巻では井上雄彦氏(漫画家)や木下デヴィッド氏(プロサーファー)の
サムライのようなストイックな生き方も素敵でしたが、
ここでは、5万3千キロに及ぶ世界の行程を人力のみで旅したという
「グレートジャーニー」を成し遂げた文化人類学者、関野吉春氏の回を
ほんの一部ですが抜粋し、ご紹介してみようと思います。


関野氏は大学3年の時に初めてアマゾンに行ったそうですが、
先住民アシャニンカ族との出会いが氏を大きく変えたのだそうです。
そこには「競争をしない社会」があったのです。


競争して勝つことがすべてと言われてきた日本とは
まったく逆の社会であり、
おまけに先住民の人々は
必ずしも文明をうらやましがるわけではないそうです。
例えば森の奥に住むマチゲンガ族は
いつも重い土器を使っているのですが、
ある時町に行けば軽いアルミ皿をくれると聞き、町に出ると、
「ここでは週に2日しか休みがない」と言われました。
すると森では週に2日しか働いていない彼らは、
「じゃ、いいや (´∀`)」
と、森に帰ってしまったのだそうです。
まさに老子の「足るを知る」境地、ですね!


アマゾンの村では、あいさつは「アイニョヒ?(いるかい?)」
それを受けて「アイニョ(いるよ)」という言うのだそうです。
『もうかりまっか?とは別の世界だよね。
 そこにただ存在することが大切なんだ・・・
 彼らには生きる目的はないんです。
 生きてるだけでありがたいんです。』


世界にはこんな社会もあるんですね・・・
今の日本では、先進国ではとても考えられないです。
豊かさって、一体なんなんだろう!
なんだかんだ言ったって、世界的に見ても
日本は物質的にはものすごく豊かな国です。でも、
1分遅れることも許されないような電車の時刻表、
あくせくと必死で働くあまり肝心の家庭を顧みることができなかったり、
子供が子供を殺したり親が子供を虐待したりお父さん達が絶望して自殺を図ったり・・・。
でもこのマンガを読み進んでいくと、人の役に立とう、人を喜ばそう!と思って
力強く生きている人達がたくさんいてすごく励まされたし、
自分も何かできないものかな?と考えさせられました。
そしてどうすれば「心豊かに生きる」ことができるのかとか、
色々な所にヒントが散らばっていると思います。
引き続き他の巻もご紹介していきたいと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします。


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