せどり今昔物語>〜古き良き時代編 3
当時も、今と変わらずタウンページに載っている古本屋を
片っぱしから制覇していたそんな時。
ある本が目に飛び込んできました。
ハンター×ハンターのゴンばりに、背表紙を見た瞬間
「ビカーーーーン!!!」(●◇●)
なんじゃこりゃ?!と思ったのは、
少年画報社のヒットコミックス「赤胴鈴之助」3・7・8巻。
この3冊が、各200円で出ていたのです。
見たことのない背表紙に、即お買い上げ!
後で知ったんですが、当時すでに
・キングコミックス「怪物くん」
虫コミックスオバケのQ太郎
・ヒットコミックス「まぼろし探偵
そして「赤胴鈴之助」は、
トップブランドの一員だったのです。
当時の評価額、1冊6〜8千円
(当時の方が、今より高いかもしれません・・・)。


やはり早い段階でこんな当たりを引いてしまったのが
運のツキというか、運の太さでしょうか。
すっかり舞い上がった若きくまきちは、
その後は休みの日にはほとんど古本屋廻りにいそしむという
ありがちな展開にハマッてしまいます(ーー;)。
元々収集癖があったことも災いして、その後も
「怪物くん(キング)」7巻を100円、
「スポーツマン金太郎(昭和36年・A5・ハードカバー)」
2・3巻を各巻40円という値段で見つけたりと、ドップリ。
あの頃が懐かしいですなあ(´〜`)
でも現在も今も共通しているのは、
やはり掘り出し物を見つけたときの「快感」でしょうか。
今では、アマゾン用の掘り出し物は
比較的簡単に見つけられますね。
あくまで“昔のせどり”と比べて、ですが・・・。


今までのお話は、今から13〜15年前のことです。
この頃はまだひたすら買うだけで転売はしなかったので、
まだせどらーではなくコレクターと言うべきでしょうね。
そして13年前に正式に古書店に就職することになり、
いよいよプロとしてせどりをやっていくようになります。
次回は、
・初めての転売=せどり
・現在と10年前との絶対的な違い
についてお話ししようと思っています。