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(昨日の続き)
他にも例えば絶版文庫で有名なところでは、
講談社の江戸川乱歩全集(文庫版・全65+別1)なんかも
キキメがありますね。
背表紙のマークで分類されますが、
一般的な探偵小説が青(人間椅子や陰獣など)、
子供向けジュヴナイルが赤(怪人二十面相や少年探偵団など)、
そしてキキメとなる評論・研究の緑です。
一般的な作品(代表作)と比べれば、評論に興味を持つ人の数は
当然少ないので、キキメとなるわけですね。
またこの全集は配本に工夫がされており、
(※配本とは。
代表作から刊行していくと後半にいくほど売れ行きが悪くなる・・・
かといって代表的でない物から出せばやはり購入者がついてこないため、
さじ加減が難しいらしい。)
1巻から順番に出されたわけではなく、
青や赤の中でも現在でも出てきにくい巻が存在したりします。
というわけで、全巻セットを作るならキキメからがオススメ、
というお話でした。