カナワの元帥夫人

今日はこちらを観ました。

以前雑誌か何かで「キリ・テ・カナワの元帥夫人は風格が足りない」とか
けなしている批評家がいたのですが。
観てみたら、すっごくいいじゃないですか!!ヽ(`Д´)ノ
本物の貴族かと見まごうばかりのこの気品!素晴らしいと思います。
年齢を重ねることに対する女性の寂しさや悲しみを
とてもよく表現していて、
特に1幕の幕切れで大粒の涙を流す姿は見事な女優ぶりでした。
成熟した女性のみが持つ気品溢れる色香、優雅な美しさ・・・
実際の元帥夫人の設定は32歳で決しておばあさんではないのですし、
ぴったりだと思います。
あと、バーバラ・ボニーゾフィーもすごく良かったです!
声も容姿もまこと清純で可愛らしくチャーミング、
大人の女性の魅力溢れるカナワと正に好対照でした。
この2人は美貌にも演技力にも恵まれていて、
しかも声も大変透き通った美声で発声的にも全く危なげがなく、
夢中になって見入り、聴き入ってしまいました。
ちょい役で出ているデニス・オニールとか、映画さながらの
ゴージャスな衣装や舞台装置とか、色々と見所はあるのですが、
とにかくカナワのマルシャリンとボニーのゾフィーが観られるだけで
充分このディスクを買う価値がありました。


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