以前かぴばらさんが、古書組合主催の講義の記事
ネット販売における在庫の関係という
面白いお話を載せていたので、
少しふくらませてみます。


大分遅まきながらになっちゃいましたけど!!
    。+゜(゜´Д`゜)゜+。


さて。まずアマゾンとそれ以外のネット書店サイト
(源氏、ヤフオク楽天、日本の古本屋など)の大きな違いは、
アマゾン(中古)の場合はまとめて購入されることが
ほとんどないということです。
そのためアマゾンの場合は、
在庫量の多さは大きなウエイトではありません。
しかしその他のネット書店の場合は、
抱える在庫量が多ければ多いほど
一括購入してもらえる可能性が増えるため、
在庫量というものの占めるウエイトがある程度大きいんですね。
恐らく今回お話をされたネット書店という概念は、
アマゾンを除いたネット書店のほうの
考え方ではないかと思います。


一般的な古本屋が考えることは、
「この在庫をどうしよう」です。
何しろ先日も書きましたが(10/9の「本日のせどり」参照)、
店に買取で入ってくる本は
ネットで売るには効率の悪い本がほとんどなのです。
また良い本が買えたときに、せっかく店頭に並べても
ネットの方で先に売れてしまうという点。
また店頭と併用しない場合は
どちらを優先するか(店頭の棚に並べるのか、
それともネット専用として倉庫などにしまうのか)といった点は、
なかなか解決できないジレンマです。