働きマン

お店に入ってきたので読んでみました。

働きマン(1) (モーニング KC)

働きマン(1) (モーニング KC)

働きマン(2) (モーニング KC)

働きマン(2) (モーニング KC)

働きマン(3) (モーニング KC)

働きマン(3) (モーニング KC)


いやあ、すごく面白いですね!(@◇@;)
雑誌の編集者として働く男勝りのヒロインを中心に、
色々な人たちの仕事っぷりを描いているのですが。
それぞれ年齢や性別・職種や立場・考え方や仕事へのスタンスなど
登場人物たちが一人一人抱えているものが本当に様々で、
「ああ〜〜わかるわかる、その気持ち!」と共感したり
「うわ、私とは全然違うわあ!」などと思ったりしながら
ぐいぐい引き込まれていきました。




中でも一番印象に残ったのが、1巻の終わりに出てきた
女性編集者の台詞でした。
「すごいこわかったですよ、最初は・・・
 全然(男性ばかりの取材現場の中に)入れてもらえなくて。
 でも途中から”男に負けたくない”って思うから
 ぶつかるんだって気づいて。
 力抜いたんです、女らしく女の子として扱ってもらおうって・・・
 その代わり気を遣うことにしたら、
 みなさんかわいがって下さるようになったんです。
 ぶつかっちゃダメです、かわすんです。」




そうなんですよね・・・仕事をがんばろうとするあまり
「男に勝たなきゃ!」「男みたいにならなきゃ!」って思ってしまうと、
それは絶対うまくいかない気がする。
今は大分下火になってきましたが、
しばらく前に盛んだった極端なフェミニズム運動、
その中心になっていた女性達を見ていて共通してるなあと思ったのが、
一見「男女平等」を目指しているように見えるけれども
実は平等ではなくて「男に勝つ」ことを
目標にしているんじゃないかな、って・・・。
例えば恋愛にしてもそうなんだけど、
主導権を握りたがったり相手より優位に立ちたがったりする人がいる
(男女問わず)。
でもそういう「勝ち負け」みたいのを考えた時点で、
それはもうお互いを慈しみあい、尊重しあえる関係ではないんだよね。




女だからこう、男だからこう、と決めつけたりするのは
確かに良くないと思うんだけど、
「女らしさ」「男らしさ」みたいのは
やっぱりあっていいんじゃないかと思う。
以前本で読んだのですが、
長生きをするために効果があるとされているのは
女性ホルモンなんだそうです。
素敵な恋愛をし続けて女性ホルモンをどんどん分泌すれば、
理論上は120歳くらいまで女性は元気に生きられるのだとか(^^;)
だから女性が女らしくするというか女性としての魅力を出すのは、
本来理にかなっていることなんだなあとその時思いました。
それにせっかくそんないい物質を体内に作り出すことができるのに、
女性が必要以上に男っぽくしたり粗野になったりするのは
もったいないなあと思う。
「強さ」と「粗野」は全然違うのに、
それを混同している人が世の中にはたくさんいるような気がするのです。


男性と女性、それぞれの魅力を出し合って、
お仕事に家事にと助け合っていけたら素敵だなあと思います。
決して「勝ち負け」ではないんですよね。


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