藤原義江の最後のリサイタル


世間は確定申告の季節。。。。
くまきちもせっせと計算しています。
なかなか終わらずにヒーヒー言ってます。
ヒー! ヽ(TωT ≡ TωT)ノ ヒー!
ちゃんと期日までに終わるんでしょうか、
まあがんばってちょうだい (超ひとごと)


   ☆   ☆   ☆
お話は変わりますが。
当店(リアル店舗)の数少な〜い常連客様の中に、
オペラ好きのおじいさんがいらっしゃいます(^^)
昔の演奏会の様子とか演奏家のことなど色々と思い出話をして下さるので
にゃん子もいつもご来店を心待ちにしているのですが、
先日は藤原義江の最後のコンサートの時のお話をして下さり、
興味深かったのでここにご紹介いたします。



藤原義江(よしえ・1898年−1976年)は
このブログでも以前少しだけ名前が出たことがありましたが
2006.10.31.参照)、
日本のクラシック界の黎明期に大活躍をしたテノール歌手です。
当時その人気はものすごく、今でいうアイドル並の人気があったのだとか。
ハーフだったため、その頃にはまだ珍しい
日本人離れした彫りの深い美貌を持ち、
たいへん女癖が悪かったのは有名な話です(^^;)


さて、藤原義江が最後の引退リサイタルを行ったのは
1959年の事だったようですが、
このリサイタルに前述のおじいさんもいらっしゃったのだそうです ��(゜▽゜)
会場の熱気たるや本当にすさまじく、
お客さんは通路までびっしりと埋まっていたそうです。
・・・・・・・・ん?


通路までびっしり(;´Д`)??


そう、今では考えられないことですが、
当時はチケット完売でチケットが取れないと、
楽屋口などからホールにこっそりと入りこみ、通路に立って聴いてしまう人達が
たくさんいたのだそうです ��(゜▽゜;)
特にこんな、藤原義江の引退コンサートなんて言ったらさあ大変!
チケットはむろんあっという間に売切れ、
当日はチケットを買えなかった人達が
   こっそり!⌒Y⌒Y⌒ ヾ(;・∀・)ノ 
      こっそり!⌒Y⌒Y⌒ ヾ(;@∀@)ノ
と次から次へとホールに入り込み、
通路はさしずめ満員電車のように人でギュウギュウだったそうです!(゜▽゜;)
当時は消防法も定められてませんでしたし、かなりアバウトだったんですね!
今では絶対に考えられない光景です。


もうその頃の藤原さんの喉はすっかり衰えてしまい、
声はボロボロだったのだそうですが(´−`)
会場の熱気は本当にすごかった、貴重な体験をしましたと
おじいさんは思い出深く語っておられました。
こういうお話を聞けるのは本当に楽しいですね、
特に私は古い時代に非常に興味があるので
お年寄りの昔話を聞くのは大変興味深いです。
藤原義江もそうですが、活字や録音の上でしか知らない人の名前が
実際に生きた体験としてお話の中にぽんぽんと出てくると、
何だかとても感激してしまうのです(´〜`)


人気ブログランキング(本・読書部門)は現在7位です、
皆様どうもありがとうございます!
こちらが投票になります!→ 【人気ブログランキング!(^◇^)9】