海野十三「蝿男」


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今日くまきちは、神田の市場に行ってきました。
毎週金曜日は「明治古典会」と呼ばれる古い古書中心の市場なのですが、


「メンコ買ってきちゃったーー、うふうふ(≧ω≦)♪♪」


わざわざ神田まで行ってメンコ・・・?(‖-д-)




「これ、誰だかわかる??( >ω<)=3」


・・・・・わかんねーよ・・・・・(‖-_-)


「 答えは、
 「怪物くん」のヒロシ君のお姉さんでしたーー!ヽ(≧ω≦)ノ」




オタクがうつる!        オタクじゃなくてマニアだい!
(o゜皿゜)=◯)`ω゜)・;'  




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「深夜の市長」に続いてこちらを読みました。

蠅男 (大衆文学館)

蠅男 (大衆文学館)

「蝿男」海野十三講談社大衆文学館

大阪の富豪に殺人予告が届いた。差出人は蝿男。
警備は厳戒をきわめた。
しかし、それを嘲笑うかのごとく、富豪は天井に吊されていた。
完全に近い密室に、煙のように侵入しうる犯人とはいったい何者?
名探偵・帆村荘六は、この不可能犯罪に敢然と挑み、
怪人蝿男に肉迫する!
猟奇的な発端から戦慄のラストシーンまで、
昭和初期のエログロ・ナンセンスの雰囲気を濃密に漂わせた
鬼才の代表的長編。

エログロという雰囲気はあまり感じませんで、
テンポのいい冒険探偵ものといった感じで、
子供の頃に夢中になったポプラ社の子供向けの乱歩作品を
すごく思い出しました(^^)
・・・・でもてっきり普通に探偵小説だと思って
密室トリックもきちんと暴かれるものだと思って読んでいたので、
最後の荒唐無稽オチにびっくり(゜∀゜;;)
なるほど、そういう小説だったのね。
探偵小説仕立てだけど、要はSFなんだわね。
巻末の解説の中に、興味深い事が書かれてありました。


海野十三は医者の家に育ったせいか、医学への関心が強く、
特に戦前にあっては外科手術から発想した作品が多い。
これは同時代の先輩作家である江戸川乱歩小酒井不木
木々高太郎らが精神医学を題材としていることと対照的で、
これについて木々は
「(海野が)異常なる興味を、外科手術に対して持っているらしいこと、
 外科手術を非常に過信しているか、或いは過信しているようにみせることを
 テーマとすることに、何か好みというか、
 癖というかがあることに気がついた」
と指摘している。


なるほどなるほど・・・・・。
面白いなあ。今度は「十八時の音楽浴」を読んでみようかな??
・・・・ずっと売れないまま、
棚に寂しそうにささってるんですよね・・・(´;∀;`)


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