海野十三「蝿男」
人気ブログランキングはこちらからどうぞ!(^∀^)→ 【人気ブログランキング】
☆ ☆ ☆
今日くまきちは、神田の市場に行ってきました。
毎週金曜日は「明治古典会」と呼ばれる古い古書中心の市場なのですが、
わざわざ神田まで行ってメンコ・・・?(‖-д-)
・・・・・わかんねーよ・・・・・(‖-_-)
「 答えは、
「怪物くん」のヒロシ君のお姉さんでしたーー!ヽ(≧ω≦)ノ」
オタクがうつる! オタクじゃなくてマニアだい!
(o゜皿゜)=◯)`ω゜)・;'
☆ ☆ ☆
「深夜の市長」に続いてこちらを読みました。
- 作者: 海野十三
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1996/02
- メディア: 文庫
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
大阪の富豪に殺人予告が届いた。差出人は蝿男。
警備は厳戒をきわめた。
しかし、それを嘲笑うかのごとく、富豪は天井に吊されていた。
完全に近い密室に、煙のように侵入しうる犯人とはいったい何者?
名探偵・帆村荘六は、この不可能犯罪に敢然と挑み、
怪人蝿男に肉迫する!
猟奇的な発端から戦慄のラストシーンまで、
昭和初期のエログロ・ナンセンスの雰囲気を濃密に漂わせた
鬼才の代表的長編。
エログロという雰囲気はあまり感じませんで、
テンポのいい冒険探偵ものといった感じで、
子供の頃に夢中になったポプラ社の子供向けの乱歩作品を
すごく思い出しました(^^)
・・・・でもてっきり普通に探偵小説だと思って
密室トリックもきちんと暴かれるものだと思って読んでいたので、
最後の荒唐無稽オチにびっくり(゜∀゜;;)
なるほど、そういう小説だったのね。
探偵小説仕立てだけど、要はSFなんだわね。
巻末の解説の中に、興味深い事が書かれてありました。
海野十三は医者の家に育ったせいか、医学への関心が強く、
特に戦前にあっては外科手術から発想した作品が多い。
これは同時代の先輩作家である江戸川乱歩、小酒井不木、
木々高太郎らが精神医学を題材としていることと対照的で、
これについて木々は
「(海野が)異常なる興味を、外科手術に対して持っているらしいこと、
外科手術を非常に過信しているか、或いは過信しているようにみせることを
テーマとすることに、何か好みというか、
癖というかがあることに気がついた」
と指摘している。
なるほどなるほど・・・・・。
面白いなあ。今度は「十八時の音楽浴」を読んでみようかな??
・・・・ずっと売れないまま、
棚に寂しそうにささってるんですよね・・・(´;∀;`)
人気ブログランキング(本・読書部門)は現在2位です、
皆様どうもありがとうございます!
こちらが投票になります!→ 【人気ブログランキング!(^◇^)9】