目録を作ってみる


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「サンシャイン大古本まつり」では目録販売も行われるのですが、
その準備をそろそろしないといけません。
(目録とは:
 要は古本屋さん達が作る、通販用のカタログ冊子のことですね。
 同じ品物に複数の注文が入ると、抽選で購入できる人が決まります。
 あるいは早い者勝ちで決まるところもあります。)
ちなみにこれが去年の「サンシャイン大古本まつり」の目録です。


中を開くと、こんな風にギッシリと
本のタイトル、著者名、出版社、発行年数などが書かれています。

(このような文字ばかりのバージョンの他に、
 写真入りの見やすいバージョンもあります。)


どーうーせー 目録の原稿を書かされるのは
にゃん子さんなので(トゲ!トゲ!(+゜Д゜) )
締切間際に慌ててやるのが大嫌いなにゃん子さんは
なるべく早くから準備を進めたいのです。
今日くまきちが目録に載せる商品を大体チョイスしてくれたようなので、
明日から少しずつ取りかかれるかな。
実は私は目録作りをするのはこれが初めての経験でして、
けっこうワクワクしています(≧〜≦)
これが、渡された目録用の原稿用紙です。

右の短冊のような紙に本の情報を書いて、
左の台紙に1枚1枚貼っていくんだね。なるほどなるほど。
しかし全部手書きなんですね!
テンプレートみたいなのを作ってパソコンで必要事項を打ち込んで
メールに添付してデータを送れるようにしたら
すごくラクなのになあ・・紙もムダにならないし・・
などとついつい考えてしまいました(;´∀`)ゞ


古書目録に関して、ミスター神保町こと八木福次郎さんがお書きになった
「古本薀蓄」という本の中に、こんな記述がありました。

古書目録を出す古本屋が多くなった。
ここ数年で、以前の二倍以上に増えた。
店売りの売り上げをカバーするための努力だが、
古書目録に力を入れると
どうしても店売りがお留守になるのは皮肉だ。
古書目録を作る時には現物によって、その本の書名、
著者名、発行所、発行年などを記録するので、
書誌的な資料にもなる。
目録を見ているうちに「こんな本もでていたか」と
喜んで注文することになる。
さらに、古い目録では、過去の値段も分かる。
非常に値上がりした本、あまり値上がりしていない本など、
人気と需要が伺えるのだ。
(1998年8月)


古書目録は全国の様々な古本屋さんによって作られているわけなのですが、
一体どれくらいの数が作られているのでしょうね。
これも上記の本の中の、同じく1998年に書かれた記述なのですが、

たしかに古書目録の発行は多くなった。
編集部宛に送られてくるだけでも平成元年が年間162、
平成9年が375、
今年は9月までで304、10月から12月にかけては
普通の月よりも多いのが例であるから、
昨年を上回ることは確かで、
この10年間に2倍半くらいになったわけである。
全体の数はわからないが送られてくるのは
全体の過半ではないかと思う。
(1998年10月)


今はネット売りがかなり増えていると思うので、
目録の数はこの頃に比べると減ったのかなあ、どうなのかなあ。
でも自分も含めて、古本屋さんや古本好きのお客様というのは
けっこうアナログ好きのかたが多いから、
意外と今後も目録販売は生き残っていくのかな?という気もいたします。


あ、古本好きのかたにはこの本はぜひおすすめです、
題名の通り古本に関する薀蓄がたくさん書かれてありまして
非常に勉強になります!

古本蘊蓄

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