心温まるお話

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これは先週、くまきちからきいたお話です。

その夜、くまきちが仕事から帰ってくる途中、
お知り合いの道具屋さんから電話がかかってきたので
道路脇に車を停めておしゃべりをしていました。
お店まであと１０分くらいの近所です。
すると遠くの道端に、何か動物がいることに気がつきました、猫でしょうか？
そしてその動物は道を横切ろうとしています。
車が通るのに危ないなあ・・とハラハラして見ていましたが
無事に道を渡り終えたのでホッとしていると、
その動物はその場で動かずに何やらじっと待っています。
なぜ立ち去らないのかしらと不思議に思って見ていると、
どうやら彼(彼女？)には連れがいたようです、
もう１匹の動物が同じように道を渡りはじめました。ところが、

「あ、危ない！！(；；０ω０)」

運悪く車が通りかかり、２匹目の動物は車に接触してしまったようです！
じっと目を凝らして見てみましたが、
２匹目は道の真ん中に倒れたままぴくりとも動きません・・・

「死んでしまったのだろうか・・・
　でももし生きていたら、あのままにしておいたらまた轢かれて
　確実に死んでしまう！
　どかしてあげなきゃ！　｡｡ﾟヽ(ﾟ｀ω´ﾟ)ﾉﾟ｡」

と、急いで駆けつけることにしましたが、
くまきちが車を出す前にまたもう一台の車が通りかかりました！
くまきちは必死でパッシング（車のライトを瞬間的に
上向きと下向きに交互に点灯させること。
運転手同士で何かを合図する時に使う）をしたところ、
その車は気づいてくれたらしく動物をよけていってくれました。
ホッとしながら急いで動物の元に駆けつけ近寄ってみると、なんと！

「たっ、たぬきだ!!!!(０ω０屮)屮」

驚いたことに、その動物はタヌキでした！！
てっきり猫か犬くらいに思っていたのでビックリです、
まだこんな所にもタヌキっているんですね！
ちなみにうちのシュガーくん(約５キロ)の倍ぐらいの大きさだったそうです、
中型犬くらいなんだね！

さて、相変わらずそのたぬき君はぴくりとも動かないのですが、
よくよく見てみると嬉しいことにちゃんと息をしています。

「とりあえず隅に運んであげよう。
　でもたぬきは、素手で触っちゃいけないんだよな？（＞ω＜）」

そう、病気を移されてしまう危険があるため、
野生動物には極力素手で接触してはいけないのです。
幸い厚手のジャンパーを着ていたので、そのジャンパーを脱いで
たぬき君をくるんで抱き上げました。
すると慌てたのでしょう、今までまったく動かなかったたぬき君が
がぶりとジャンパーに噛みついたそうです（やはり素手だったら危なかったですね　汗）。
そして道の端っこに寝かせてあげると、たぬき君はよろよろと起き上がりました。
でも足が痛いのでしょうか、びっこを引きながらぐるぐるとその場で回っているので

「これはヤバいんだろうか・・・(´；ω；｀)」

と心配しながら見ていたのですが、
ひょっとするとケガをしたわけではなくて
ショックを受けていただけだったのかもしれません、
しばらくすると普通の足取りに戻り、
そしてまっすぐに力強く走り去っていったということです。

良かった良かった、
本当に良かった！！
｡+ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ+｡ 　｡+ﾟ(ﾟ＾ω＾ﾟ)ﾟ+｡

本当に良いことをしたねえ、くまきち！素晴らしいよ！
ちなみにもう１匹のたぬきはくまきちを警戒して逃げてしまったようですが、
後でまたちゃんと合流できたかな。２匹は夫婦だったのかしら？(＾＾)

「というわけでそのうち、
　木の葉のお金を握りしめた可愛い２人組が
　お店に買物に来るかもしれないよ（＾ω＾）」
「キャーーー楽しみ！！ヽ(≧∀≦)ﾉ♪♪」

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