本の処分のお話
昨日の元古本屋SVさんのブログに書いてあった
「捨てる予算」のお話、興味深く拝見いたしました。
そうですよね、どうしても売れ残った本や
売り物にならない本は
処分せざるを得ませんし、
大型チェーン店などでしたら
その量もすごいものになるでしょう。
にゃん子もそのお話は聞いたことがあります。
私達も、長いこと売れ残ってしまった本や、
お店に入っては来たものの状態が悪かったりなどして
売り物にならないと判断された本は処分をします。
”つぶしにする”と言います。
けれども私達の場合は、
ゴミ屋さんに捨ててしまうのではなく、
店頭に「無料です、ご自由にお持ち下さい」という
貼り紙を貼った箱を置いて、
その中に入れるようにしていました(^^)
そうすると、あっという間になくなるんですよー♪
ほんとびっくりしてしまうくらいあっという間に、
お客様や通りがかりの人達が
喜んで持って行ってくださるのです(^−^)
(くまきち注:これは立地にもよるようです。
場所によっては、つぶしを店頭に出しても
なかなか持って行ってもらえない
所もあるようですので。)
これなら私達も処分の手間が省けますし、
客寄せの効果もあります。
それに何よりも、本もむげに捨てられることなく、
持ち帰って下さったお客様の元で
永く生きながらえることができるかもしれません(^−^)。
あとくまきちは、よくこう言います。
「売れない本や価値がないと判断した本は、
潔くつぶしに回す
(あるいはブックオフなどに売りに行く)
ことが大事。
それができないと、パイプに物が詰まって
水が流れなくなるのと同じように、
どんどん棚が死んでいってしまう。」
良くない本を棚に置きっぱなしにしていては、
結局お店自体もどんどん売れなくなってしまう
ということですね。
当たり前のように思われるかもしれませんが、でも実際は
どれをつぶしに回してどれを棚に残しておくか、
その見極めが結構難しいのです。
その見極めができるかできないかで、
古本屋さんの力量がはかられると言っても
過言ではないかもしれません。
(くまきち注:実はこのつぶしの作業を、
ブックオフは忠実にやっています。
ブックオフでは「ところてん」と言うのですが、
プロパーから100円に、
そして100円棚からつぶしを抜いて処分しています。
売れている店舗ほど、
この作業を忠実に守っているようです。)
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