リアル店舗のメリット・デメリット

開店日もようやくきっちりと決まったところで、
リアル店舗を持つことのメリット・デメリットについて
少し書いてみようかと思います。

まずはデメリットから(古本屋側からの視点ですが)。
１．万引きの恐れがある。
２．倉庫ではなく店舗として機能するためには、　　
　　ある程度以上の広さが必要になる。
自分たちだけが使う倉庫であれば、
いくらでも棚をギチギチに入れることができますが、
店舗となるとそうはいきません。
お客様が本を見やすいように、店内を通りやすいように
という配慮はもちろんですが、
万引き防止のためにもなるべく死角を作らずに
棚を配置しなければなりません
（防犯カメラが充実していれば別かもしれませんが）。
万引きの被害は本当に深刻です。
実際、万引きのために潰れてしまうお店もあるくらいなのです。
そのため、倉庫用よりも余裕のある広さが必要となります。
店舗を開けずに済むのなら、もっともっとたくさん本が入るのに・・・・
そんなデメリットは確かにあります。

３．安くて良い物件を探すのは至難の業である。
４．休みが自由に取りにくくなる。
当たり前の話ですが、
お客様が集まりやすい立地の良い物件は家賃が高く、
逆にお客様が集まりにくい立地の悪い物件は家賃が安いです。
私達「くまねこ堂」の場合は
収入の９０％以上をネットでと考えているので、
立地は悪くて構わないのでひたすら安い家賃の物件を探しました。
けれどもリアル店舗で儲けようと思えば、
ある程度立地の良い場所を選ばねばなりません。
今日び古本屋のリアル店舗で儲けるのはなかなか難しいので、
良い場所を選ぶのは勇気のいることかと思います。
それから、ネットオンリーですと休みも時間もかなり自由がききますが、
店舗を構えるとなかなかそうも行かなくなりますね。

正直、ネットオンリーの方がローリスクですね。
立地が悪くても構わないので安い場所で大丈夫ですし、
パソコンさえあれば特に必要な物もないので
お金もかかりません。
例えば飲食業などと比べれば、必要な開業資金は
古本屋の場合はとても少ない方だとは思いますが、
それでもやはりある程度はお金がかかりますから・・・・。
（明日に続く）

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