ヴェルディ幻のオペラ!
今日はこのDVDを観ました。
- アーティスト: カレーラス(ホセ),マルフィターノ(キャスリーン),ユリシック(グレゴリー),コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団
- 出版社/メーカー: パイオニアLDC
- 発売日: 2001/11/22
- メディア: DVD
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以前お店で仕事をしている時にくまきちから電話がありまして、
「ヴェルディの”スティッフェリオ”っていう
オペラのDVDがあったんだけど。欲しい?(−ω−)」
「・・・・・・・はい??
何それ!?(゜Д゜;;)」
ヴェルディのオペラは大体把握していると思っていたのですが、
その題名は今まで聞いたこともありません。
そんなオペラがあるのかとビックリして調べてみました。
何でもこのオペラは、妻の不貞という題材のため19世紀の時節に合わず
即刻上演禁止になり、
ヴェルディ自身の手でスコアを破棄されてしまった
「幻のオペラ」だったのだそうです。
ところがスコアのコピーがナポリで発見され、
そしてさらに1992年にヴェルディの遺産管理者によって
自筆の譜面がアメリカで公表されました。
それらの譜面を指揮者エドワード・ダウンズ自らが集成し、
晴れて舞台化されたという曰く付きの作品ということなのです。
しかもタイトルロールを演じるのは、私の大好きなカレーラス!
面白そうじゃん!!Σ( ̄ ̄ ̄Д ̄ ̄ ̄;;)
というわけで、もちろん買ってきてもらいました!
素晴らしい演奏でした!
主演はカレーラスとマルフィターノ。
妻の不貞に怒り悩む夫と、良心の呵責に苦悩する妻、
それぞれ渾身の歌唱と演技でした。
この公演が行われたのは1993年ですが、
特にカレーラスは正に円熟期という感じで、
一層声にも演技にも深みが増していて素晴らしかったです。
19世紀を見事に再現した舞台装置や衣装もまことに魅力的でした。
そして音楽も素晴らしく、埋もれさせておくには本当に勿体ない曲が
随所に見受けられました。
非常にドラマティックで、
そして怒りや苦しみ、はやる心など心理描写にも大変優れており、
ヴェルディの他の名作の数々にも
決して劣らないのではないかと思われます。
ただ、ラストは
「そんなにあっさり終わるんですか!!(゜■゜;;)」と
絶対突っ込みたくなるストーリーだと思うのですが・・・・・(^^;)
でも本当に、マイナーなままにしておくには大変惜しい曲だと思います。
今後演奏される機会が増えるといいですね。
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