痴人の愛

こちらを観ました。

痴人の愛 [DVD]

痴人の愛 [DVD]

1934年アメリカ映画/ジョン・クロムウェル監督


サマセット・モームの「人間の絆」が原作です。
この映画は、何と言っても強烈な個性と演技力を持つ
ベティ・デイヴィスの悪女ぶりが大変有名なのですが。
・・・・私は正直、何だか「悪女」というよりも
単に「すごく性格の悪い女」としか見えず、
全然魅力を感じることができませんでした・・・・(T−⊂)
レスリー・ハワードは良かったですね。
こういう、繊細でインテリジェントな優男の役が非常にピッタリです。
風と共に去りぬ」のアシュレー役も素敵でした、
私はクラーク・ゲーブルよりも全然好きだったなあ(´〜`)
ハワードは「風と共に去りぬ」を撮影した4年後、
第二次世界大戦に出兵し、乗っていた飛行機が敵の攻撃を受けて墜落、
帰らぬ人となってしまいました。
その印象があるせいでしょうか、スクリーン上に映し出される彼の姿には、
線の細さも相まってどこかはかなげな雰囲気を感じてしまいます。