谷崎潤一郎「鍵」

kumanekodou2006-11-03












毎週金曜日に、NHKで美の壷http://www.nhk.or.jp/tsubo/
という番組をやっています。
先週は『文豪の装丁』というのがテーマだったので
ビデオに録ってくまきちと2人で見たのですが、
その中で谷崎潤一郎の「鍵」が取り上げられていました。

谷崎潤一郎の小説、『鍵』は、雑誌に連載されていた頃から
過激な表現が批判を浴びました。
しかし、作品の評価は版画家、棟方志功の手による挿絵によって変わります。
細やかに彫られた丸い模様とおおらかな曲線が
文章から立ち上るエロスを優しく包み込みます。
谷崎が描こうとした“究極の夫婦愛”
棟方はその世界を挿絵で見事に表現したのです。


私は谷崎潤一郎けっこう好きなんですけど「鍵」はまだ読んだことなくて、
TVに映し出された棟方志功の挿絵を
「ほうほうほう・・・・(@◇@)」と興味を持って眺めていたら、
その4日後に実物がお店に入ってきました、偶然だなあ!��(○Д○ノ)ノ 
いやしかし昔の本というのは、実に味わい深くていいですね。
そしてそれを直に手に取れる喜び!ビバ古本屋!(≧▽≦)ノ




ところで「美の壷」はとってもいい番組ですね!
「くらしの中の美」をテーマに、
たとえば古伊万里や盆栽、アールヌーボーの器など、
人の暮らしを彩ってきた美のアイテムの鑑賞法を易しく解説しているのですが、
わかりやすくて、しかも粋な作りが素敵です。
ナビゲーターの谷啓さんも番組にピッタリですね、
どことなく品があってお人柄も良さそうで(^^)
女性のナレーションもとても美しいです。


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