ヨコジュン

こちらを読みました。

明治幻想青春譜 (ソノラマノベルス)

明治幻想青春譜 (ソノラマノベルス)

明治末期、博文館の見習い編集者となった松川百合子は、
生来の明るさと物おじしない度胸とで、
機会を逃さず著名人との出会いを重ねていた。
そしてその中で、漱石と猫、西郷隆盛と畝傍、
石川啄木と小島の磯の蟹、日本海海戦
大逆事件などに秘められた特ダネ間違いなしの
驚天動地の事実を知るのだが・・・・・。

という背表紙のあらすじを読んで、
明治好きのにゃん子は思わずそのままページを開いてしまいました(´∀`)ゞ
幻想SF青春小説ということで、
若い読者向けに書かれた本のようです。
中学生くらいの人にちょうどいいかな・・・?という印象でした。


この本の中で私が一番印象に残ったのは、西郷さんのお話しでした。
人々の心の中でいつまでも愛され続け、
幽霊になってもなお周りの人たちを気遣う
西郷さんの優しい姿が描かれていて、温かい気持ちになりました。
それから石川啄木のお話の中で
啄木が下宿していた床屋「喜之床(きのとこ)」が出てきまして、
以前名古屋の明治村に行った時に
実際にこの建物(本物)を訪れたものですから
(10/13の記事参照)
何となく感慨深かったです。
実際に自分が訪れたことのある場所やなじみのある場所が出てくると、
やっぱり面白いですよね(^^)


明治時代が舞台になっている面白いお話しを
もっともっと読んでみたいなあ。
今まで私が読んでみてすごく面白かったのは
この2冊です。
この2冊は本当にお気に入りで、
ちょくちょくページを開いては読み直しています(^−^)

東亰異聞 (新潮文庫)

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美食探偵 (講談社文庫)

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