つぶやいてみる


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今日はご近所(吉川市)のかたに出張買取に呼んでいただきました。
昔教員でいらしたそうで、教育関係の本や堅い全集が主だったのですが、
いずれも20〜40年位前の古い本で
残念ながら大半はお値段をつけることができませんでした。
教育関係の本の中でも実用書に近く(総論的なものが多く)、
古くなってしまうと売れない物が多かったためです。
また古い全集も難しい場合が多いです、
新しい版が出ていることが多いので・・・
(新しい版が出てしまいますと、
 全集ものはすぐに値段がガクンと下がってしまうのです)。
今日出していただいた全集もやはり新版が出てしまっている物で、
神田の市場での予想落札価格を考えながらお値段を出したのですが、
お客様にしてみれば何十年も大切に取っておかれた本でしたので
残念に思われたと思います、こちらもつらいところです。
「日本の古本屋」で、十何冊の揃いでも
1万5千とか2万くらいの値しか付けられていないということは、
神田の市場でもなかなか欲しがってはもらえない本ということで、
とても高かった定価を考えれば信じられないほど安い落札価格になってしまいます。
今日引き取ってきた全集たちはすべてそのまま神田の市場に出すことになりますが、
さて、値段がついてくれますかどうか・・・・( = =)
それにしても買い取る上で、神田の市場での大体の相場を頭に叩き込んでおくことは
非常に重要なのねと思います。


でもこの1年間を見るだけで、市場の様子も変わってきたように思うと
くまきちが申しております。
ネット販売をするようになった古本屋さんがますます増えたためかもしれません。
昔から、市場は交換会としての役割を果たしておりました。
例えば医学書の専門店にマンガが入ってきた場合、
市場にマンガを売ってそのお金で医学書を買う、というように。
しかし今ではネットを使えば簡単に相場を調べられますし出品もできますので、
本来自分の専門ではなかった分野の物も売ってしまうようになり、
段々と交換会の役割を果たさなくなってきているようです。
しかしアマゾンでの値下げ競争も厳しくなる一方でしょうし、
これから古本業界はどうなっていくのかしら・・・と
前々から言われておりますが先行きは決して明るいものではなさそうです。
柔軟な頭でやり方を模索していくしかないよなあ・・・


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