ハリウッドで大スターになった日本人・早川雪洲

人気ブログランキングによろしければご投票をお願いいたします！
こちらをクリックするだけでＯＫです→ 【人気ブログランキング・投票クリック(＾∀＾)９】
　　　　☆　　　　☆　　　　☆
皆様は、セッシュー・ハヤカワこと
早川雪洲の名前を聞いたことがありますでしょうか。
1910年代のことですから今からもう100年近く前ですが、
サイレント期のハリウッドで一躍大スターになった日本人の俳優がいたのです。
それがこの早川雪洲(1889-1973)です。

ハリウッドにお城のような豪邸を立て毎日のように豪奢なパーティーを開き、
ギャラはチャップリン(！)にも匹敵するほど当時のトップクラスで
自らの映画会社も設立、
ハリウッドでここまで大スターとなった日本人俳優は
後にも先にも彼ただ一人なのですが、
残念ながら現在日本であまりその名を知られていないように思いますので、
ぜひここでご紹介してみたいと思います。

後年出演した、アレック・ギネス主演/デビッド・リーン監督の
「戦場にかける橋」(1957年イギリス映画)での軍人役も
印象深かったですが（この役で雪洲はアカデミー助演男優賞にノミネートされました）、
何といっても強烈なのが若き日の主演作「チート」！
(1915年アメリカ映画/セシル・Ｂ・デミル監督)
この映画で雪洲が演じたのは富豪の日本人青年で悪役なのですが、
その残忍でクールな魅力が当時のアメリカ女性の心をとらえ、人気を爆発させます。
ただ、この映画の中にはヒロインである白人女性に
彼が焼きごてを押すというショッキングなシーンがあり
（映画館で失神する女性もいたそうな！）、
日本国内では排日感情を煽る映画ということで反感を買い公開はされず
アメリカ国内でも在米邦人団体がデミル監督に抗議をするなど、
かなり物議をかもした映画であったそうです。

むろん今の感覚からすると、大昔の映画ですから描写はおとなしいものですが、
でも今見てもかなりの迫力を感じましたし、
雪洲のクールな悪役ぶりにもゾクゾクさせられ非常に印象深い映画でした。
特に外国人女性からしたら
そのエキゾチシズムたるや相当なものだったろうと思います。

You Tube に「チート」の一場面がありました！
雪洲演ずる「トリ」の登場の場面です。
もう100年近く前の映像ですよ、すごいですね！

さて、昨日こちらの本を読みました。雪洲の自伝です。

「早川雪洲　武者修行世界を行く」日本図書センター
その破天荒でパワフルな人生にすっかり圧倒されてしまいました！Σ(゜Д゜；)
なにぶん自伝なので多少の脚色や誇張はあるかもしれませんが、
それにしても劇的な人生で
活劇小説を読んでいるかの如く夢中で読み進んでしまいました(笑)
面白いエピソードがたくさんありましたので
明日その一部をご紹介しようと思います！

人気ブログランキング（本・読書部門）は現在３位です、
皆様どうもありがとうございます！
よろしければご投票をお願いいたします、
こちらをクリックするだけでＯＫです→ 【人気ブログランキング・投票クリック(＾∀＾)９】