キオビエダシャクの警告?
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そうそう。先日、鹿児島に行ってきた時のことです。
「あれ、あんな蝶見たことないなあ!九州独特の蝶なのかな、
一体なんだろう?Σ(゜ω゜)」 (※くまきちは昆虫好き)
その蝶は、よくよく見ればあちこちにたくさん飛んでいます。
鮮やかなオレンジの模様がひらひらとしてなかなかきれいです、
とまっているのを見ると、頭の方はブルーでこれもなかなかきれいな色です。
くまきちは早速、新刊屋さんに立ち寄った折、昆虫図鑑を買って調べてみました。
- 作者: 福田晴夫,山下秋厚,福田輝彦,江平憲治,二町一成,大坪修一,中峯浩司,塚田拓
- 出版社/メーカー: 南方新社
- 発売日: 2005/08
- メディア: 単行本
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この本によるとこれは蝶ではなくて「キオビエダシャク」という蛾なのだそうです。
そして驚いたことに、これは元々は九州に住んでいるものではなく
インドやマレー、台湾などの暖かい地方に分布し、
日本では奄美大島以南でしか生きられないと考えられていたのだそうです。
<南九州に侵入したキオビエダシャク>
2001年頃から南薩地方で毎年発生し、
冬でも蛹(さなぎ)で越冬するようになり、
ついには鹿児島全域と宮崎県南部まで広がった。
成虫はチョウのように昼間に飛び回り、花の蜜を吸い、
生垣に多く植えられているイヌマキに卵を産んで
年に3〜4回発生する。
鹿児島県では葉を食べつくされて
茶色に枯れたイヌマキがあちこちで見られる。
このようなことは1952年にも起こったが、
4年後にはなぜか突然姿を消してしまった。
さて、今回はどうなるだろうか。
鹿児島在住の私の叔母宅に植えてあったイヌマキも、
キオビエダシャクのためにすべて枯れてしまったそうです。
ところで2001年頃から再び発生したというキオビエダシャクですが、
2008年現在の今もあちこちで見かけたということは、
4年後に姿を消したという1952年の時と同様にはいかなかったようです・・
明らかに温暖化の影響ですよね?空恐ろしいものを感じるのですが・・
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