北葛飾郡(埼玉県)で出張買取でした

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こちらの本を読みました!

吉原手引草

吉原手引草

「吉原手引草」松井今朝子/幻冬舎
あらすじ:十年に一度、五丁町一を謳われ、全盛を誇っていた花魁、葛城(かつらぎ)。
身請け話も決まり、正に絶頂にあった彼女が、神隠しにでも遭ったように消えてしまった。
一体何が起こったのか。事件に興味を持った若い男が、花魁に関係のあった人間に
次々と話を訊いてまわる。遣手、幇間、楼主、女衒、お大尽・・
17人の重い口から語られる、廓の表と裏。やがて隠されていた真実が、
葛城の決意と悲しみが、徐々に明らかになっていく・・・


以前、この松井今朝子さんの「銀座開化おもかげ草紙」という本がお店に入ってきて
読んでみたらとても面白くて、またこの人の本が入ってこないかしらと
心待ちにしていたのですが、今回の本もこれまたすごい面白かったですわー!(゜Д゜)
この本は最初から最後まで、登場人物たちの一人語りで構成されています。
なので各章で登場人物(役者)が変わる、一人芝居の台本を読んでいる感じで、
各人の語り口が頭の中で鮮やかに響いてきます。
これ、ラジオドラマにしたら絶対面白いと思うけどなあ!


ストーリーの根幹は、花魁・葛城の身に一体何が起こったのかというお話なのですが、
それ以前にまず登場人物たちの話によって、この吉原という独自の世界の内側と、
そしてその世界に関わる人々の様々な人生模様が浮かび上がり、
実に読ませてくれます。
ちなみに作者の松井今朝子さんは
京都・祇園の料亭の娘さんでいらっしゃるのだそうですね。
(本に、松井さんのインタビュー記事の切り抜きが挟まっていてそれで知りました。
 古本には時々こうやって関連記事が挟まっているので嬉しいですね 笑)
お店には歌舞伎役者も来ていて、
幼い頃から親御さんに連れられて歌舞伎通いをしていたそうで、
そんな下地がこういった時代物の作品に生きているんだろうなあと感じました。


今日は松伏(ご近所)で出張買取でした、どうもありがとうございました!


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